仙台市泉区のいずみ往診クリニックは訪問診療を専門に行っています。

第15回勉強会

在宅医療における調剤薬局の役割

 宮城県でも調剤薬局は1000件を超えています。私たちには身近に見かける調剤薬局ですが、処方箋と引き換えに薬を調剤したり、衛生用品やサプリメントを販売している以外に、どのような役割があるのか、あまり馴染みがないのが実情のようです。
 今回は、在宅医療における調剤薬局の役割というテーマで、シップヘルスケアファーマシー東日本株式会社 在宅推進部長であり、ご自身も薬剤師の高橋様に、在宅医療におけるご経験談も含めて講義していただきました。

 

 前段、いずみ往診クリニックの原口院長より、飲まなければならない薬の量と多剤併用(ポリファーマシー)の対策のために、多職種連携の重要性についてお話しいただき、続いて、シップヘルスケアファーマシー株式会社 高橋様の講義に移りました。
 薬に関する基礎知識とともに、薬剤師の役割には、服薬支援、体調チェック、多職種連携の3つがあることは大変興味深く、医師やケアマネージャーなど様々な職種からの情報を基に、その患者様のかかえる課題や改善すべき点を、ご本人及び介護を担う家族に対して検討・提案し、より良い効果を挙げることが大きな役割であるとのことを事例とともにご紹介いただきました。

 

 講義の合間にブレイクタイムとして、「塗り薬(軟膏類)は、1回にどれくらい使うのが適切だと思いますか?」と参加者の皆様への投げ掛けに対して、机上に準備されたハンドクリームのチューブを手に取って、“これくらいかな”と指に出してみて周囲の方々と比較して、笑い声が多く聞こえました。目薬や軟膏の容器は、2週間で使い切るくらいの量を前提に作られており、普段の感覚よりも実際は多めに使わなければならないことを、改めて確認しました。

 

 調剤薬局及び薬剤師は、在宅で医療、ケアに携わっているチームの一員であり、安心して自宅で療養するために、その多様な役割を担っていることを知ることが出来ました。

 

第15回勉強会風景1 第15回勉強会風景2