仙台市泉区のいずみ往診クリニックは訪問診療を専門に行っています。

第14回勉強会

高齢者の不眠症と睡眠

 今回は、高齢者に多く見られる不眠症とその改善のためのポイントについて、株式会社エーザイ 仙台コミュニケーションオフィス 宮崎 様にご講義いただきました。
 前段、いずみ往診クリニックの原口院長より「在宅医療における認知症の睡眠障害」についてお話しいただき、2件の症例とともに、認知症の方の睡眠障害の中にはその行動・心理症状によるものもあることを紹介いただきました。

 

 続いて、エーザイ株式会社 宮崎様より、不眠症のタイプや高齢者の睡眠障害に陥るメカニズムと、その対応方法について解説いただきました。
 従来の薬物を使用しての治療の説明のほか、日中帯の生活改善による“非薬物療法”について、「眠りのための12ポイント」を紹介していただきました。

 

 加齢により、適正な睡眠時間自体が短くなることと、睡眠相が前進することで、早寝をすることにより早期に覚醒することは自然なことであるが、それを夜間に覚醒してしまうことによる身体的なリスク(転倒、転落など)や、“眠れない”と思いこむことによる精神疾患(不安障害、うつ病など)につながる可能性が高まることは、日常のケアにおいても大きな問題です。

 

 介護される側もする側も負担の大きい睡眠障害ですが、加齢による睡眠の変化や個人差が大きいことを踏まえて、誰もが8時間の睡眠を目指さず、日中の生活習慣の工夫により、減薬することが可能であることを聞き、早速、ご家族含めてアドバイスしてみますとの声をいただきました。

 

第14回勉強会風景1 第14回勉強会風景2